順調に進んでいます!


みなさん、こんにちは。


『若者を見殺しにする国』は、発売まで一カ月を切りました。
編集作業は、順調に進んでいます。
おそらく、予定どおりに配本できると思われます。


「思われます」といわざるをえないのには、いくつか理由があります。
たとえば、印刷所に原稿が入ったあとであっても、トラブルが起きる可能性があるからです。
印刷のトラブル、製本のトラブル、輸送のトラブル、などなど。


ですから、実際に本が届き、書店に配本できるまでは、「配本予定」とお知らせせざるをえないんですね。


先週末からアマゾンドットコムにて、予約受付を開始しました。
おかげさまで、順調に予約が入っているようです。
本がお手元に届きましたら、ぜひ当ブログやアマゾンのレビューに感想を書き込んでいただければと思います。


さて、ここらで赤木さんの本をつくる側としての思いを、述べておくことにします。


まず、この本の企画が動く前から、私は赤木さんを知っていました。弊社刊『限界の思考』の合評会をやろうという話がジャーナリストの武田徹さんからあり、その席に赤木さんがいたんですよね。その後、弊社が昨年『バックラッシュ!』という本を出した際、赤木さんがご自身のブログで同書の批判を展開しました。そのレスで、私は赤木さんに対し、「人を説得する書き方って、あるんじゃない」みたいなことを、指摘させてもらいました(いまとなっては、そんな自分の振る舞いを「何を偉そうに」と反省しておりますが)。


そして、「論座」2007年1月号の論考を読んで、びっくりしました。「希望は戦争」にはちょっと驚きましたが、じつにしっかりとした文章を書いているではありませんか。つまり、以前から赤木さんのことは知っていたが、「論座」の論考で私は赤木さんを再発見したんですね。


さらに、「グッとくる左翼」という特集が掲載された「論座」2007年4月号に、さまざまな「知識人」が赤木さんの意見に応答しているのを読みました。一部の方をのぞいては、その読まれ方があまりにもひどいものだった。「丸山」と「戦争」という、なかば編集部が「ツリ」で用意したキーワードに見事にまで食いつき、ツラれている「知識人」がほとんどでした。


それは、ちょっと違うでしょう……。「論座」4月号でなされた応答に、そんな違和感を感じつつ、たしかに「丸山」やら「戦争」を議論することも必要だろうけれど、それよりも重要なことがあるんじゃないか、と思ったりしました。


以下、明日につづきます。